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龍馬の靴について考えてみました。
ご存じ桂浜の像のモデルに使用された写真はブーツを履いておりますが、このブーツは「サイドゴアブーツ」というタイプです。ロンドンのチェルシー地区で流行っていたため「チェルシー・ブーツ」ともいいます。1836年に考案されたものですが、龍馬が撮影したころには30年近くたっていたので、それなりにメジャーなデザインだったのではないでしょうか。
左写真の本は、ニッポン靴物語(新潮社版・\1,200・山川暁著・1986年)という本で、第一章が「靴をはいた武士(さむらい)」です。最初の項は「坂本龍馬の靴」というタイトルになっており、6ページあります。靴の歴史の本なので、龍馬を知らない読者のために簡単な説明に半分を割いてます。そのため、龍馬の靴についてそれほど詳しく書かれているわけではないのですが、内容を簡単に説明すると以下のようになります。
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